2017年11月09日

ディアナ・ダムラウ独唱音楽会

先週の土曜日ですが、ドイツのソプラノ歌手ディアナ・ダムラウのリサイタルに行ってきました。

場所は、復興路にある上海交響楽団コンサートホール。中型の音楽ホールです。
私はここの会員になっているので、優先予約で発売当日にオンラインでチケットを買っていました。


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こんな感じでダムラウ押しでしたが、実際はご主人のバス歌手ニコラス・テステ
仲良く2人でのリサイタルでした。(ご主人のことは全然知りませんでした・・・)

そして伴奏はオーケストラではなくピアノ。ピアニストのMaciej Pikulskiという人でした。
ポーランドのクラクフ出身だとか。


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当日のプログラムはこんな感じで、中国語オンリーだったら撃沈しそうな感じですが、
中国生活が長いので、オペラやクラシックの作曲家や作品名などは、ほぼ読めるようになりました。

彼女のスケジュールを見ると、ご主人と2人でのリサイタルでアジアを巡っているようで、
中国は他にも北京広州もスケジュールに入っていました。

この後日本に行くようですが、プログラムはほぼ同じだと思います。(ワーグナー以外)


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今回は、リサイタルだしまあ一番良い席でなくてもいいか〜と380元の席。
ここでも十分聞こえました。(伴奏ピアノだし。)

さて、約2時間のリサイタルでしたが、やはり世界的ソプラノということで、
客層は、どうも声楽を学んでいる音楽学校の女子学生が異様に多かった気がします。

本当に若い女の子がたくさん本気で聴きに来ていました。

マナーの悪さは相変わらずなので、歌っている姿をガッツリ動画で撮るとか、
やりたい放題の感はありましたが、聴いているので喋りまくるような子はいませんでした。

さて、聴いた感想はというと・・・

ダムラウの最後の2曲、影の歌」と「椿姫だけで聴きに行ったかいがありました。

椿姫なんてもう圧巻。最初の方に歌った歌は若い女性の歌なので、可愛いけど
今の彼女には椿姫がしっくり来ていました。見た目にもドッシリと貫禄がついてきたし。

最後の2曲のために他はアッサリと無理せず流して歌ってたみたいな感じはありましたが、
それにしても、全く音程が外れないのはすごいわー。

そして、影の歌なんて、そんな難しい歌をクルクル回りながら歌うって・・・。
小さい声がちゃんとキレイに聞こえるのもすごいけど、やっぱりオーラも違う!

本当は、最後の曲が椿姫ってベタやなーと思っていたのですが、
いやいやいやいや、椿姫ってこんなすごい曲やったんか!」と再認識しました。

旦那さんのテステさんはというと、可もなく不可もなく。
奥さんと比べると声は響かないと思いました。(あんまり声楽向きのホールでないもので。)

あと、ピアノの伴奏なので、バスの曲だとちょっと伴奏が迫力不足な時がありました。
これは分かっていて聴きに来ているので仕方のないことですが。

とはいえ、夫婦仲良くリサイタルに回れて良い人生ですね。

余談ですが、合間にピアニストの方が弾いたリスト編曲によるヴェルディのオペラの曲は、
あくまでも場繋ぎ的に挿入されているのでしょうが、むちゃくちゃ難曲でした。

リストが編曲するとそんな超絶技巧になるんかい、みたいな。

最後、ダムラウはアンコールに中国の歌を歌ったのですが、
中国人はそういうのを異常に喜ぶので、うぉぉぉぉぉ〜〜!!と凄まじい盛り上がり。

しかし、最後の最後にもう一回出てきて、夫婦でウエストサイド物語の「Somewhere」
という歌を歌ったら、ちょっと戸惑ったような「お、おぉ〜」みたいな歓声でウケました。

みんな「思てたんとちゃう」と思ったんでしょうね。(笑)


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最後のカーテンコールの様子。右がご主人で左がピアニスト

380元というお値段で良いものを聴かせて頂きました。

posted by サラミ at 19:09| Comment(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月04日

高速鉄道で寧波に行く

友達が日本から寧波に来たので、はるばる会いに行ってきました。

上海からは高速鉄道で2時間程度。(ただし距離は結構あります。)

寧波行きは上海虹橋駅から出ます。


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虹橋駅までは地下鉄で移動しましたが、鉄道駅に移動する時に
新しいショッピングモールの虹橋天地が見えました。

とまあ、余裕はここまで。

上海虹橋駅は死ぬほど混んでいて疲れます。

まず、地下鉄の地下1階から出発階の地上2階までエスカレーターで上がるのですが、
すんごい人の波なので、このエスカレーターに乗るのに並びます。


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そして、次は入口を探して荷物検査のために並びます。
上海はまだマシ。みんな比較的キチンと並ぶから。


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手荷物検査の次はパスポート・チェックのカウンターを通るはずですが、
なぜか今回はそのカウンター自体がありませんでした。

厳しいんか厳しくないんか、何がしたいねん?

次は電光掲示板を見て、列車の乗車口(空港でいうゲート)番号を確かめて移動。
乗車口が30近くあるのでギリギリに駅に行くのは危険です。

しかも、列車が長いので、乗車口も(右と左)があり、
これを間違うとプラットホームでアホほど歩かされることになります。

それにしても広い。遠い。


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おお。イタリアのシャツ屋のカミチッシマがこんな所に。
中国の高速鉄道駅は、鉄道駅というより空港みたいです。(人間はカジュアルだけど。)


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乗車口に到着。列車に乗り込むために並びます。

日本の新幹線とは違い、中国の高速鉄道は出発3分前に改札口が閉まります。
ギリギリに走って列車に飛び乗るのはムリなのです。

そう、中国では、プラットホームに下りる前に自動改札を通らねばならないのです。

とはいう私、大昔の話ですが、閉まった自動改札を飛び越えて
ギリギリセーフで高鉄に乗り込んだことがあります。

昔むかーしの蘇州駅でした。

その時は、乗車口に誰もいなかったので止める人もいませんでした。
他にも自動改札を飛び越える人がいたのでマネをしたのでした。

今は監視が厳しくなっているので、あれやったら怒られるでしょうね〜。


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プラットホームに下りると、列車に乗るまで並びます。

私の車両は4号車だったのですが、そこはもう何の標示もなくて、
人民のみなさんが何を根拠に並んでいるのか謎。

何度も乗っているから「ここに来る」というのを知って並んでいるのか、
前に人がいたからそこに並んでいるのかホント謎でした。

ちなみに、車両には前と後ろ2つ乗降口がありましたが、
降りる人は前、乗る人は後ろ、と決まっているらしく、
上海では皆さんキチンと並んでいました。

いやー、すごいなー、ちゃんと並ぶ上海のみなさん。


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そして高鉄(G列車)の2等席へ。足元が広いのでこれで十分です。


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この車両は「ABC児童靴」とかいう靴屋がスポンサーらしく、
車内アナウンスもABC児童靴という言葉を連発。前にこんなのあったっけ?

ちなみに、帰りの高速鉄道では、保険会社がスポンサーでした。

車内には何度も売り子さんも来るので、飲み物など彼女から買えます。
が、私は今まで買ったことがありません。駅にも売ってるし。

約2時間後、列車は無事に寧波駅に到着。

列車そのものは快適(多少うるさいけど)ですが、やはり並ぶのが疲れます。

特に上海虹橋駅が。

次にここを利用するのはいつになるかな〜。




posted by サラミ at 17:55| Comment(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月15日

スケキヨ

今月の頭に、社員旅行のようなものに参加しました。

旅程はお任せなので参加するまでよく知らない場所だったのですが、
一日目はラフティングに挑戦。

中国でラフティングに参加するのはこれが初めてではないので、
大体どんなことになるか予想がつきました。(必ずびしょ濡れになる・・・)

というわけで、百均の簡易レインコートの上下を事前に用意して、
私はフードの紐もぎゅーっと絞って顔の一部しか出しませんでした。

中国のラフティングの場所には簡易ロッカーしかないことが多いので、
今回もカメラや貴重品は持っていきませんでした。(宿から近いし車で行ったし。)

というわけで、自分達で撮った写真が一枚もないのですが、
写真サービスがあって、いつの間にかどこかで写真を撮られていて、
最後にそれをラミネート加工して売っていたので記念に購入しました。

その写真を見てビックリ。


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まるでスケキヨのような佇まいだった私。

ヘンな人だと思われたに違いない・・・。

posted by サラミ at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月28日

歯医者

歯医者に行ってきました。

以前通っていた歯科医院は日本人がいなくなったので、
サラミ夫が以前通った所に新しく通うことに。

ここは、日本語通訳はいますが歯科医師は中国人です。
(なんか、サイトを見ると日本人の先生もいるようですが。)

ノコノコと出かけていき受付。しかし通訳の人の日本語が微妙。

いざ診察の段階になり、治療に入る前に口腔内をチェックする時、
普通の医者に通訳付きでかかる時みたいに通訳がいるのかと思ったら、
全然通訳の人来ないではないか。

口腔内を見てもらって先生の判断を聞く段階でさっきの通訳の人が来ましたが、
ハッキリ言ってこの人の日本語が微妙で、半分日本語、半分中国語でした。

私も途中から中国語で質問しました。

先生は若いハンサムな兄ちゃん先生。

しかし、若い男性(&おそらく上海人でなく地方出身)はデリカシーがないので
病院関係(医者とか病院の検査担当とか)ではガンガン来られて痛い目に遭うことがあります。

この兄ちゃん先生もやはり、日本人の先生や看護師さんのような優しさはありません。

はい、チクッとしますよー」とか前置きがなく(中国人全般そうだけど)、
いきなり腫れた患部に注射器みたいなので薬入れられて、いきなり痛ぇーーーーよっ!

というパターンで終わりました。毎度のことであります。

でも、ちょっとしみますよーとか言われてビクビクして構えるよりも、
いきなり治療始められてワーッとやられて終わる方がいいのかも知れない。

ここも虫歯、あそこも悪くなってる、半年ごとにスケーリングしてるか?
デンタルフロス使ってるか?と歯のコンディションの悪さにえらく怒られました。

デンタルフロス使ってます。はい。

私の歯は、まずもって、エナメル質形成不全なんです・・・
と言いたくてもその中国語が分からない。20代の兄ちゃんに怒られる怒られる。

通訳の人全然来ないんだね・・・。中国語で延々なんだかんだと言われるも、
虫歯という言葉自体知らないし(何となく分かったけど)、かぶせものとか中国語知らんし!

最後のお会計の時、通訳の人が言いました。

来週は専門の✨役者✨が来ます!
今日はお休みです。ワタシは日本語少しです。

役者って?と頭の中に歌舞伎役者が浮かびましたが、
どうもイントネーショの間違いで、訳者と言いたかったらしい。

そうか、この人通訳じゃなかったのか。じゃ、来週はもう少し何とかなるだろう。

家から比較的近いからいいんだけど、いやー初めてだったのでビックリしました。

だけど、中国語ゼロの奥さんなんかはきっとこの歯医者無理だな。


ラベル:歯医者 上海
posted by サラミ at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月14日

オペラ「魔笛」

先週の土曜日、毎年恒例のオペラを見に行きました。

今年の演目はモーツァルト「魔笛」。超有名作品です。

上海オペラハウス(上海歌劇院)が毎年どこかのオペラハウスと共同プロダクション
新演出のオペラを上演するという企画、去年はプッチーニの「マノン・レスコー」でした。

今年は、ベルリン・コーミッシェ・オーパー制作のものがやってきました。
2012年の演出でアジアでは今回初の上演。上海との共同制作ではないですね。


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このポスターの通り、なんとも可愛らしい演出。
なんでも、バリー・コスキーという人が演出した話題作だったようです。

見終わってからググッてみたら・・・、

演出家バリー・コスキーと、英国のパフォーマンス・カンパニー「1927」を率いる
スザンヌ・アンドレイドのコラボによるアニメーションや、映像を駆使した舞台が見どころ。

だそうな。引用したくせに、この文章がどこに書いていたか忘れてしまいましたが・・・。


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お馴染みの上海大劇院。3日間の上演日のうち、私達は最終日の12日に行きました。


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今年はやはり有名作品ゆえか、チケットがあっという間に売れたようで、
私が劇場まで買いに行った時にはあまり良い席は残っていませんでした。

というわけで、1階後方の左側です。初めてこの辺に座りました。

演出は、アニメーションとオペラが融合した斬新な作りでした。

セットらしいものはなく、舞台上にスクリーンがあって、そこにアニメーションが写し出され、
歌手はそこにはめ込まれて演技しつつ歌うという、ユニークなものでした。

口で説明するのは難しいのですが、動画がありました。
指揮者も歌手も違いますが、見たのは正にこの演出でした。


斬新で楽しい演出なので概ね評判が良いようですが、私はダメでした。

一番辛かったのは、ドイツ語のセリフの部分です。

魔笛」はジングシュピールという形式で進むのですが、
歌の合間には演劇のようにフツーにドイツ語のセリフが入ります。

この演出では、そのセリフは全て映像で文字になって表示され、歌手はセリフを喋りません。

その間、ピアノ(だったかチェンバロだったか)が伴奏を付けるのですが、
それがモーツァルトでも何でもない聞いたこともないメロディーなのです。

これが間に入るので、せっかく「魔笛」の音楽に浸っているのに、
いきなりハッと我に返ってしまうのです。

例えると、テレビの民放で映画を集中して見ていて急にCMが入るような感じ。

これが私やサラミ夫にはツラくて、とうとう最後まで落ち着いて聴けませんでした。
セリフの部分は、長くてもむしろ無音の方がマシだったかも知れません。

あと、楽しいのですが、楽しさを追求するあまり笑いを取りすぎていて、
観客がとにかくゲラゲラ笑い続けるので聴き所の時でも歌がかき消されます。

特に、中国人の観客は下品なところやしょーもない部分でも笑いまくるので、
この演出を上海で見たのはマイナス要因になったと思います。

この映像のおかげで舞台に動きがあったし、俯瞰で見る所など斬新だったので、
あまり笑いに走らず、もう少し歌の邪魔にならないようにしてくれたら良かったな〜、と。

特に、観客がゲラゲラ笑い続けていると、目を閉じて聴いてもムダですから。(涙)

もう1つ許せなかったのは、数か所ですが、歌手がマイクを使っていたことです。
姿が見えない時の演出だったのですが、生の歌を聴かせて欲しい。

見ているのがアニメーションで声がマイクだった時は、映画でも見ているのかと錯覚しました。
全体的に、生の舞台を見に来ているという感覚は希薄だったように思います。

オペラというより「魔笛」による新しい映像作品を見ているような感じでした。

オペラや「魔笛」を知らない人にはものすごく楽しい作品なのは間違いないでしょう。

ただし、「かわいいアニメだったね〜」とか、とにかく目に入ってくる情報が多すぎて、
肝心の歌の部分はほとんど記憶に残らないような気がします。

やはり、オペラは歌が主なので、演出家はあまり出しゃばらないで欲しいと思うのでした。

ただ、皮肉なことに、舞台が全部スクリーンで奥行きがなかったお陰で、
音響があまり良くない上海大劇院にあっては、歌手の声がよく通りました。(笑)


さて、今回の指揮者とキャストは、

指揮: Kristiina Poska
パミーナ : Brigitte Geller
タミーノ : Adrian Strooper 
夜の女王 : Christina Poulitsi
ザラストロ/弁者 : Alexey Antonov
パパゲーノ : Richard Sveda
モノスタトス : Tansel Akzeybek
パパゲーナ : Julia Giebel
etc.

脇役も含め中国人キャストはなしです。

今回は合唱も上海歌劇院の合唱団ではなく、
Arnold Schönberg Choir Viennaが来ていました。

オーケストラ以外は全て持って来たぞー!という気合いを感じます。

指揮者は女性で、序曲のしょっぱなの音出しがヘタクソでビックリしましたが、
その後はまとまっていったように思います。本当に最初はのけぞりました。(^^;

途中、童子とオケがズレたり、ある所だけマイク使用した合唱団とオケがズレたり、
といった少し残念な部分はありましたが、ま、上海交響楽団ですから。

歌手のみなさんは全員素晴らしかった!ハズレの人がいませんでした。
3人の童子(多分ドイツ人の男の子)に至るまで上手で驚きました。

さすがはドイツの実力です。


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最後のカーテンコール。合唱団を始め歌手はみなさん白塗りでした。


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指揮者と主要キャストのみなさん。衣装もメイクも斬新で映像的には素敵でした。


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こちらは夜の女王。本番中は体が骸骨クモのアニメで頭部しか出ていませんでした。
まさかご本人もこんな姿で舞台に出るとは思いもよらなかったでしょう。

歌手のレベルが高かっただけに、歌がちゃんと聞けなくて少し残念ではありましたが、
貴重な体験をさせて頂きました。

でも、来年は舞台セットのあるオペラを見たいと思います。


posted by サラミ at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする