2015年01月10日

五島龍ヴァイオリンコンサート

去年の話ですが、ヴァイオリニスト五嶋龍のコンサートに行って参りました。

上海で行ったクラシック・コンサートは全部記録しようと思っているので、
こんなに遅い更新になりましたが、今頃せっせとブログにアップしております。

五嶋龍くんは、上海にはこれまで何回か来て演奏しています。
私の知識といえば、五嶋みどりの弟、ユニクロのCMに出ていた、くらいでした。

あと、以前こちらの日系フリーペーパーのインタビュー記事を見て
すっげービッグマウスだな。」と思った記憶が。

場所はまたまた上海交響楽団ホールです。

行った日は11月29日(土)
11月は、7日と9日にも聴きに行ったので結構忙しかったです。

 以前のブログ : 演奏会@上海交響楽団ホール


Nov29.jpg

こちらがその時のポスターで、タイトルは、

「クリスティアン・アルミンクと五嶋龍」

というわけで、五嶋龍くんが出ずっぱりというワケではないのです。

クリスティアン・アルミンク(Christian Arming)という人は、
ウィーン出身の有望な若手指揮者ということですが、私は初めて知りました。

日本では、以前新日本フィルの音楽監督を務めていたそうですが、その当時の
2011年、震災が起きた時に来日拒否して1つ上演中止になったという話ばかりが
ネット上で目に付きました。

日本人からは「何やねんコイツ」と思われても仕方ないかも知れませんが、
まあ、あの時、嫌がって日本に来なかった音楽家は他にもたくさんいるからねぇ。


プログラムは、

ローマの謝肉祭 序曲 (ベルリオーズ)
ヴァイオリン協奏曲第1番 (パガニーニ) *ヴァイオリン:五嶋龍
交響曲第4番「イタリア」 (メンデルスゾーン)

サラミ夫がパガニーニのヴァイオリン協奏曲が大好きなので
生で聴きたいということでチケットを買ったのでした。

ただし、今回は「聴けたらいいか〜」というノリでステージ後ろの席をゲット。180元です。


1.JPG

座席はステージ後ろのというゾーンの前から2番目でした。

なぜだか分かりませんが、この日はやたらと子供〜中学生くらいの子が多く、
私達の周囲もグルッと子供(とその親)に囲まれて、聴く環境としては良くありませんでした。

私の左の男の子なんて、最初から最後までグズグズと動き回って母親がキツく叱るの繰り返し。
ジッと出来ない子は連れて来ないで欲しい。ていうか、全然親の言うこと聞いてないやん。(笑)

確か、〇歳以下の子供は入場禁止って規則にあったと思うのですが。

その一方で、私の前方で聴いていた中学生くらいの男の子はガッツリ音楽に入り込んで、
指揮者志望なのか、ずーっと両手で指揮していました。

この安い席だけでなく全体的に子供が多かったので、ヴァイオリンを習っている子が
聴きに来ている、あるいは親が聴かせに連れて来ているという印象を受けました。


2.JPG

しかし、後ろからオーケストラを見たことがなかった私としては、このアングルは面白かったです。
指揮者の指示に従ってオーケストラがジワジワ〜っと動いていく様子がよく見えました。

このアングルからだと演奏者は全て後ろ姿を見ることになりますが、指揮者だけは正面から見られます。

この日の指揮のアルミンク氏はウィーン出身という私の勝手なイメージを具現化したような美男で、
まあタキシードの似合うこと!指揮ぶりも上品で正に「のだめ」の千秋ではないか〜!

ウィキペディアに載っていた「容姿端麗で、女性ファンが多い。」というのも納得。

さらに、「父は世界最大のクラシック・レコード会社ドイツ・グラモフォンの社長である。」とな?
御曹司というあたり、やっぱり「のだめ」の千秋ではないか〜!

・・・という思い込みで彼の指揮を見ていました。(笑)

実際、彼の指揮は上品で、ベルリオーズはいかにもパリっぽい華やかな雰囲気。
しかし、全体的に音が抑え気味で少し物足りなかったです。

ヴァイオリン協奏曲はそれでいいかも知れませんが、賑やかな「イタリア」まで
そんな小さな音でなくてもいいのに、と思いました。

上海交響楽団の実力もあるのかも知れませんが。


3.JPG

さて、肝心の五嶋龍くんはというと、このように、ほとんど後ろ姿か横向きの姿ばかり見ながら
聴いていたわけですが、まず、佇まいが皇太子様みたい、と思いました。(演奏と関係ないけど。)

とても礼儀正しいのですが、相手に媚びないというか、自信に満ちて凛とした態度で、
エラそうにしているのと違ってとても好感を持ちました。

あと、ピアノとかヴァイオリンのソリストというのは、ヒョロッとしているかポヨッとしているかの
どちらかだと思っていた私は、彼の上半身がすっごい逆三角形なのにビックリしました。

だって、ずーっと後ろ姿を見てましたからね。ジャケット着ててあの逆三角はすごいです。
空手の有段者だと後で知って納得です。

で、彼の演奏ですが、なんか凄かった。(←知識も感性も乏しくて言葉にできない。)

手持ちのCDで聴いていたのと同じ曲とは到底思えない。ぴかぴか(新しい)

彼の超絶技巧が凄いのは分かっているのですが、ソロで弾いた(おそらくアドリブの)部分が、
何というかもう、ヘヴィメタのギターソロやんみたいな。(←クラシックに疎くてすいません。)

サラミ夫も「イングウェイ・マルムスティーンやな。」と一言。(あくまでもヘヴィメタに例える。)

とにかく、パガニーニから遠く違う世界までいってしまったのかと思わせるくらいの独創的なソロでした。

私は長くピアノを習っていたのですが、ピアノの場合はジャズでもない限り
そこまで原型を崩すことはないので、ヴァイオリンってすげーと心の底から感動しました。

しかし、ヴァイオリニストなら誰でもソロパートがヘヴィメタにまで辿り着けるのか???
他の演奏を聴いたことがない私には謎です。

上海のコンサートプログラムには、目安となる演奏時間が載っているのですが、
20分と書いてあったにも関わらず、五嶋龍くんの演奏時間は多分1時間くらいでした。

とにかく、ソロパートが凄かったので、他の合奏部分の印象がぶっ飛びました。(笑)


4.JPG

イケメンのアルミンク氏を写した唯一の写真がこちら。演奏中は写真撮れないからねぇ。
金髪イケメンで少女マンガに出てきそうでした。(私の好みではないですが。)


5.JPG

ちなみに、コンサートの後サイン会をしていたので、私達も購入したCDにサインして貰いました。

その時、前に並んでいた人が年配の女性からもサインを貰っていて、
誰かな〜と思っていたら、お母様の五嶋節さんでした。

会場では節さんの本「天才の育て方」の中国語翻訳版も並んでいて、
それを購入してサインしてもらっていたようです。

さて、我が家が買ったCDは、今更ですが、
デビューアルバムの「RYU GOTO」という2005年のヤツ。




きっと9年たった今の方が演奏が上手になっているに違いないのですが、
たくさんCD売れちゃったみたいで、残ってたのが2種類しかなかったのです。

今も家で聴いてますが、私はヴァイオリンに関してはド素人なので、他の人がレビューで
指摘するミスも分からないし、武満徹とか絶対聴かないだろう人の曲まで入ってるし、
なかなか初心者には面白いCDでした。


posted by サラミ at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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