2012年09月23日

旅行の準備と街の様子

日中関係が不穏な雰囲気に包まれていたここ最近、
私はタチの悪い風邪にやられてそれどころではありませんでした。

本当は、もっとブログの旅行記もサクサクUPして、次の旅行の準備も進めるはずでした。
が、熱があったので頭が回らず。

色んな人から「大丈夫かー?大丈夫かー?大丈夫かー?」と心配のメッセージを頂きましたが、
私はひたすら家で寝ていました。家の周囲は何の影響もなく、家にいる限り反日の実感はあまりなし。

ただ、情勢はとても気になったので、ボーッとした頭でもデモの前あたりから1週間くらいは
パソコンにかじりついて情報収集に努めました。あとこちらのテレビも。

元々、中国の政治家の権力闘争のネタは好きだったので、今回のデモの裏話も興味深く拝見しました。

ま、こんなことをしていたので、余計に風邪が治らなかったのかも知れません。

しかし、あまりにも体調が悪いので、ガマンできずに17日(月)に1人で病院に行きました。

今上海では、「なるべく1人でタクシーに乗るな」と総領事館から勧告されています。

仕方なく、ダルいけどバスで外資系クリニックまで行きました。

上海では16日のデモで一部の人が暴れたため、17日も平日にも関わらず日本人は隠れ気味。
というか、バスの車窓から見た風景では、オフィスが多い南京西路に日本人ビジネスマンが1人もいない!

そういう私は、病院に行くのでもちろんスッピン。しんどかったので眉毛も描いていません。
風邪の影響で目ヤニがひどく、コンタクトが入らないためド近眼メガネをかけていました。

誰もボサーッとした私のことを日本人だとは思っていないでしょう。(笑)

病院の予約もすんなり。17日はガラ空きでした。
診察を終えて、近くのデパ地下で食料品のお買いもの。フツーに買い物して終了。

帰り、ローソンで飲み物を買った時に、レジで店員同志が「日本人?」「絶対日本人よ〜?」
私の目の前で話をしており、「え、私のこと?」と聞きかけて、

イカン、今日は口を開いてはいけないのだった。

と自制。自ら日本人であることを暴露する必要もないので、そのまま帰りました。

おそらく、彼らは誰か別の人の噂話をしていただけだったと予想していますが、
こんな時期なので言動には気をつけなければなりません。

上海にいる日本人の中には、こういう事で死ぬほど恐怖心を感じている人もいるらしいのですが、
(人様のブログで拝見しました。)私は別に・・・という感じ。

日本人が嫌われてるのは今に始まったことじゃないからねぇ。

と思っております。面と向かって罵倒されたわけじゃないし、恐怖心はありません。

ピリピリしているのは日本人街だけだな、と、その日は思いました。

18日のデモも終わり、私には1つ大仕事が待っていました。それは、次の旅行に向けて、
中国の海外旅行保険に加入すること

いつもは日系の旅行会社で広電日生という日中合弁の保険会社の旅行保険を申し込むのですが、
コイツがなかなか慎重な保険会社で、特殊地域は保険の範囲外にされてしまいます。

私達の次の行き先は、ブルガリア、マケドニア、コソボ、アルバニア、トルコ

このうち、コソボとアルバニアが範囲外でした。

しかもややこしいことに、コソボは2008年にセルビアから独立したのですが、中国はコソボの独立を
認めていません。ということで、中国の保険を掛ける上では、私達はセルビアに行くことになるわけです。

こんな感じなので、別の保険会社を探さなければなりません。

幸い、以前イランに行った時にやはり同じ問題にブチ当たり、中国人民財産保険(PICC)
という所でお願いしたことがありました。この会社ならどこが旅行先でも問題ないだろうと予想。

ところが、公式サイトが使い物にならず、リンク切ればっかりで営業所の場所さえ分かりません。

お客様問い合わせ番号に電話して、こんなややこしい旅行先に行く日本人なんだけど・・・
説明できる自信もありませんでした。(←相手が無知で国名を言っても「はぁ?」と言われそうな気がした。)

仕方なく、サラミ夫の会社の中国人スタッフの方にお願いして、この旅行先で日本人が保険に加入できるのか、
ということと、私の家から近い営業所がどこなのかを聞いてもらいました。
(引っ越したので前に行ったことのある営業所からは遠い。)

で、保険加入は問題なしということだったので、20日(木)にノコノコ1人で営業所に足を運ぶことに。
19日はデモの翌日なので一応やめとけ」というサラミ夫の指示に従い、一日開けました。

この雰囲気の中、中国ローカルの保険会社にいきなり見知らぬ日本人が保険をかけに行く・・・。

日本人なんか相手にするか!とか言われたら諦めて無保険で旅行に行くしかないなーと思っていました。

そして、乗り込んだ当日。結構ボロ目のローカルビルでした。

総合受付のおばちゃんがいて、受付の対応は至ってフツー。
部屋に通されて、応対してくれたお姉ちゃんも至ってフツー。逆に親切でした。

なんや、フツーやん。

上海人は、デモとかそんなことはどうでもいいようでした。(心の中は知らんけど。)

申込み用紙をもらい、再度来る約束をしてその場を後にしました。

そのまま用事で別の場所に移動したら、いつもお世話になっている裁縫屋のおじちゃんはいつも通りの笑顔。

道をボーッと歩いていたら、上海人のおばちゃんに「○▼×◎■☆×△◆ДИ×●☆〜〜〜!
と怒鳴られ、(もちろん何言ってるか分かりません)

ロイズの紙袋下げてるだけで日本人てバレんの〜!うっそぉ〜!

と気付かないフリして通り過ぎたら、実は「じでぃつぉん?(=今何時?)」と
上海語で言われていただけでした。怒鳴るのはいつものこと。こんな時は紛らわしいです。(^^;
後ずさって腕時計を見せてあげたら、おばちゃん笑顔でお礼を言ってくれました。

後からおばちゃんが普通話に切り替えてくれたから理解できたことですが、とっさに「じでぃつぉん?」を
理解できた自分にも驚いてしまいました。(笑)どうも私はスッピンだと上海人に見えるようでした。

再度訪れた保険会社では、「今日すぐ手続きできるらしいから座って待ってて」と言われ、


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こんなアングルで後ろから会社の人を見つめつつ、本を読みつつ、じっと待つこと2時間半

みなさんの机の上にある党員の赤いマークを眺めながら、読んでいた本は

終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ

というタイトルの新書。

こんな時期に、このタイトルの漢字見られたらマズイな・・・

と思いながらも、することもないので読書。

担当のお姉ちゃんは、外国人の申し込みでなんだかややこしかったようで、バタバタしていました。

そして、「長いこと待たせて本当にごめんなさい。」と必死で謝ってくれ、どこかに電話しては、
「お客さんが長時間ここで待っているんだけど、処理はまだですか?」とテンパっていました。

他の社員の人達も態度は普通で、分かりやすいようにゆっくり喋ってくれたりして親切でした。
上海でそれなりの生活をしている人達の態度は変わらないのだな、と思った次第です。

しかし油断してはいけません。


イメージ 2

テレビはこんなんですから。これはちょっと前にやっていた番組ですが。
不是=is not」 です。これの論拠を出せとツッコミたくなりますが、ここまで人民は信じていくでしょう。

何はともあれ、保険の契約が無事に済んでホッとしました。
posted by サラミ at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 街の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする