2010年08月28日

6年目

パソコンの不調であーだこーだしているうちに、上海生活も6年目に入ってしまいました。

当初「半年」だと聞かされてやってきた上海暮らしがこんなに長くなるとは思っていませんでした。

上海の5年は日本の10年以上に匹敵します。しかも、私が初めて上海に遊びに来たのは2002年。
初上陸から8年も経ってしまいました。

昔は食料を買うにしても、友誼商城のドス黒く変色した売れ残りの肉とかしかありませんでした。
それでも牛肉ならば一枚70元とかすんごい値段だったのです。

中国在住の人のサイトを参照しても、「買ってきたお肉はまず水洗いしましょう。」と書かれていました。

魚なんてもってのほか。かろうじて、友誼商城の惣菜コーナーに秋刀魚があった記憶が。もちろんバカ高。

むかーしむかーし、カルフールはありませんでした。虹橋のパークソンもありませんでした。
久光百貨店もなく、日本食材店のしんせん館も最初はありませんでした。(2005年にはあったけど。)

南京西路は人民広場を西に過ぎたらずーーーっと工事中で、昔の呉江路の屋台街があっただけで、
後は静安寺あたりに至るまでホテル位しかありませんでした。(←和平飯店から静安寺まで歩いたことがある。)

今や庶民の味方となった外国人御用達のシティショップは「シティスーパー」という名前で、当時は
ハイソな外国人が大量に輸入食料品を買い込むイメージでした。麻布スーパーマーケットみたいな感じか。
店舗も限られた場所にしかなかったので余計に高級なイメージがありました。(今でも輸入品は高いが。)

そして、今は200元で配送料が無料になるシティショップは、5年前は50元で配送料無料でした。

パンは全て甘く、コーヒーがまともに飲めるところなんてなかった。ケーキも然り。
と思って、ウエスティンやリッツカールトンなど、外資系ホテルでケーキを買っても不味かった。

牛乳は、今でこそ日本のアサヒビールが合弁で日本と同じ品質の牛乳を作っているので安心して飲めますが、
昔は色んな人から、

中国の牛乳は特に子供に飲ませてはいけない。飲む時は同じメーカーのものを続けて飲まないように。

と忠告を受けていました。

だから私は昔は韓国メーカーの牛乳を飲み、ヨーグルトは輸入の明治ブルガリアヨーグルトを購入。
その後、どちらも会社(輸入元?)が潰れて市場から姿を消しましたが、その後も別の外国製を購入。

それでも、気がついたら私の身長が1センチ伸びていました・・・。

日系の歯医者や医院はよく夜逃げ同然に潰れたし、日系の美容院は人間関係のこじれでよく分裂してました。
日本食のお店の移り変わりは今に始まったことではありません。

昔、南京西路のZARAのあった場所にはアヤシイ室内遊技場があり、そこでヘンテコな乗り物に乗りました。

昔は歩道橋の上によく露天商がいて、警察の取り締まりの時には2秒でその場から走って逃げる姿を
よく目にしました。

町の洗濯物も減り、行き交う車がキレイになりました。

最近、リニューアルオープンしたという娯楽スペース「大世界」は、その昔はレトロ感でいっぱいのさびれた
遊技場でした。入場券を買う時に切符売りのおばさんに質問したら、逆ギレされてわめき散らされました。

雨の日に紙袋が破れ、ローカルスーパーに入ってビニール袋が欲しいと助けを求めたら、
わけも分からず怒鳴られて手であっちへ行けと追い払われました。

タクシーの取り合い合戦も激しくて、昔は思わず関西弁で本気でオヤジに食ってかかったこともありました。

とにかく、世界でこれほどまでに嫌な国はないと思っていました。

だから、中国語を学ぶのは「中国人とのケンカに負けないため」でした。

私が来た2005年は、4月に反日デモが起きた年で、私が上陸したのは8月14日でしたが、

終戦記念日に合わせて再度デモが起きる可能性があるので外出を控えるように

と、上海日本総領事館から通達がありました。

当時、デモの通り道だった所に住んでいたので、襲撃された日本料理店はまだボコボコでした。
とはいえ、街の様子はデモなんか忘れてケロッとしていたのですが。

結構あちこち旅行もしました。蘇州・杭州・南京などの近場から、雲南省、チベット、四川省、湖南省、海南島、
福建省、安徽省、北京、山西省、などなど。戦争の歴史のせいで気まずい思いも随分してきました。

湖南省では、あることがきっかけで、ツアーで一緒だった中国人のおじいさんが笑顔で静かに言いました。
「いいかい。日本と中国と韓国はケンカしちゃダメなんだよ。」
おじいさんはちょっと盲目的な若者とは違い、とても優しく立派な態度でした。

私は細かいニュアンスまで自分の気持ちを表現できるほど中国語が堪能ではないので、
上手く気持ちを伝えられなくてもどかしい思いをしました。おじいさんに言いたいことは一杯あったのに。

その後、中国語学習の目標は、ケンカよりも「自分の言いたいことをスムーズに言えるようになる
ということに変わったのですが、最近甘い生活が続いてその必要もなく、しばらく勉強もしていません。。。

なんだか今や万博に浮かれて平和ボケしている上海ですが、昔のことを忘れて日本と同じ感覚になっちゃったら
ガツーン!と何がしらのとばっちりを受けそうな気がします。

いつまでいるか分からない上海ですが、これからも昔を懐かしみつつ、便利になった環境を有難く
享受させて頂きながら、おとなしく暮らしていこうと思います。やっぱり私は中国暮らしの日本人だしね。
posted by サラミ at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月12日

サービス向上(か?)

先日、10月の国慶節休みの航空券を買いました。

去年のオーストリア行き航空券が激安だったので、夫は今年もその感覚で「チェコに行きたい!」と興奮気味。
が、フタを開けてみると、航空券の価格が去年の倍近くに上昇しているではありませんか!!

しかも、アエロフロートは乗継が悪い便が多いし、いくら円高でもフライトが高ければ結局損・・・。
他の航空会社に至ってはもっと高い。アジアの航空会社も格安航空会社も全てチェックしたけど、どれも撃沈。

じゃあアジアに目を向けるか〜、とインドに注目し始めたのが先週の土曜日。オペラを見に行った次の日です。

ところが、日曜日になり、夫が朝から必死に検索を続けた結果、

今日になって値段が下がっているフライトが一つある。

と堂々の宣言。

いずれ日本に帰れば10月の気候のいい時に旅行なんかできなくなる、という気持ちが後押しして、
よし。買ってしまおう!と、購入手続きに取りかかりました。ちょうどお昼前のことでした。

このフライトは中国国際航空(エア・チャイナ)の上海・ミラノの直行便で、エア・チャイナの公式サイトで
見つけました。ということで、オンライン購入を試みました。

ただ、我が家には中国の銀行カードがありません。(なぜか作らずに今に至ってしまいました。)
ということで、日本でも使える便利な銀聯カードもありません。(銀行カードにくっついてきますからね。)

画面に従って入力を進めていき、何とか予約は完了!そして支払いの画面に移ります。

ところが、VISAカードでの支払いは英語サイトでは「suspended」って書かれていました。
(英語サイトと中国語サイトでは表示も違うし両方チェックした方が安心です。)

その他の支払いは、中国銀行や中国建設銀行などのインターネットバンキングなどばかり。
オンライン上では、予約から30分以内に支払いを完了しなければなりません。

席の予約は完了しちゃってるのに、この場合どーしたらいいのだ?

ということで、夫がダメ元で画面に表示されていたサービス・ホットラインに電話。
すると、英語と中国語が選択できるではありませんか。ということで英語を選択。

夫の話によると、とても英語が流暢な男性が問題なく対応してくれたそうです。

夫は事情を説明し、どうにか別の方法で支払いをしたい旨を述べると、
エア・チャイナの上海オフィスに行って支払うようにとアドバイスを受けました。
その時に、支払い期限も30分以内からオフィスが閉まる16:30までに延長してくれました。

オンラインの予約完了画面では、数字ばかりの予約番号が割り振られましたが、サービス係の男性は
それとは違うアルファベットの番号を教えてくれて、それを窓口で伝えるようにと言われました。

オフィスの場所を聞くと「南京西路1515号」。ケリーセンターの3階です。ウチからめっちゃ近いやん。

その時は「現金で」との指示だったので、家中の現金をかき集め、慌てて支度をして出かけました。

エアチャイナの上海オフィスは、私も夫もお世話になったことのあるGHCというクリニックのすぐ横でした。
目の前を何度も通ってるのに全然気付いてなかった・・・。

オフィスはキレイでした。しかも土日もオープンしているとは便利。
銀行のように順番待ちの紙を引いて待つこと数分、私達の番が来ました。

しかし、正直なところ、アルファベットの番号を見せても「そんなことは知らん。どうにも出来ない。
と言われてモメると思っていたのです。なんたってここは中国だし、会社も中国の航空会社だし。

ところが、窓口の女性は英語も流暢だし、予約に関しては全く問題なくその場で発券してくれました。
最後に支払い専用窓口に移動し、そこでクレジットカードも使えると聞いたので、結局カード払いで完了。

あっけなく、エアチャイナのミラノ行きチケットを購入したのでありました。
ま、オフィスが近かったというのもラッキーでしたが。

このご時世、いくら中国とはいえ、北京と上海ではこの程度やらないと話にならないのかも知れませんね。

とにかく、助かりました。

ただ、また予定にない都市に行くことになってしまいました。

2月の旧正月:予定はインド ⇒ インド行きチケットが売り切れでイラン
5月の労働節:予定は貴州省 ⇒ 変更後四川省 ⇒ 再変更後ベトナム
今回の国慶節:予定はチェコ ⇒ チケット高くてミラノ(それでも去年より高い)
と、今年はそういう年なのかも知れません。
posted by サラミ at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | お買いもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

多すぎ

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秘密のスポットから外灘を激写!どこもかしこも・・・。

観光で上海に来られる方、お疲れ様です。
posted by サラミ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 街の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月08日

トリノ王立歌劇場 上海公演

6日の夜、トリノ王立歌劇場によるオペラ「ラ・ボエーム」を見に行きました。

トリノ王立歌劇場はこないだ日本で「ラ・ボエーム」と「椿姫」の公演を行い、そのまま上海にやって来ました。
毎度のことながら日本と中国ではオペラのチケット代がものすごく違うので、上海でオペラを見るのはお得です。
東京:39,000、34,000、29,000、24,000、19,000、14,000、9,000円
上海:800、600、400、200、150元  *今現在のレートで1元≒12.6円
どーです?劇場の良し悪しや出演者の違いはありますが、日本はチケットが高いでしょ?
今回は、何度も見たことのあるオペラだし安い席でいいや〜、ということで、200元の3階席を購入。

「大阪フェスティバルホールで3階席っていったら豆粒くらいにしか見えへんでー。」

と恐れおののいていた我が夫でしたが、会場となった上海グランドシアター(上海大劇院)は大丈夫でした。


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上海グランドシアターの場所は人民広場のど真ん中。夫は仕事を早々に切り上げ、何とか間に合いました。


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「ラ・ボエーム(La Boheme)」は中国語では「波希米亜人」と言い、po xi mi ya 人と読みます。
原題が「ボヘミアン」という意味らしいので、その音訳のようですが、分かりにくい。
また、「芸術家的生涯」というタイトルも使われます。(どっちかに統一せーよ。)


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開演ギリギリ前に焦って写真を撮ったのでブレてしまいましたが、大ホール3階からの舞台の眺めです。
2階と3階は傾斜をキツくして舞台から遠くならないようにしたようで、3階でも舞台が近いのですが、
その分、上から見下ろす形になります。あと、ホールも舞台もそれほどむちゃくちゃ大きくはありませんでした。


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これは夫なのですが、その向こうの階段に注目して下さい。
この階段がとても急なので、もし上海万博の会場みたいに押し合って将棋倒しになったら、
一番下の人は3階から押し出されてそのまま1階まで転落するでしょうねえ。ま、有り得ないけど。


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ヨーロッパの馬蹄形の歌劇場のように
両サイドにボックス席がありましたが、
今回は解放されていませんでした。


さて、肝心のオペラはというと、とても良かったです。演出もオーソドックスで好感が持てたし、
歌手のみなさんも、所々ちょっと好みと違うな〜とかいうのはありましたが、なかなか良かったし、
あれを200元で見ることができたというのは本当にお得でした。指揮者のノセダ氏は有名な方だそうで、
演奏も問題なかったな。

ただ、初めて見に来ている人が多く、字幕を見てヘンな所で笑いが起きたりしていました。
あと、みんな上演中に携帯を切らないので、途中で着信音が何度か鳴っていました。
今まで上海で何度か演奏会などに行きましたが、今回は客層が一番カジュアルだった気がします。


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こちらは第2幕を終えた所です。全体的に舞台はこのような色合いでした。

現地エキストラには、オーディションで選ばれた中国の方と外国人が数人と、あと子供の合唱の部分で、
上海の児童合唱団の子供達が参加していました。子供達が可愛かった!

出演した子供達の家族がたくさん見に来ていたようで、あちこちでフラッシュが光ったので、
便乗して私もこんな途中で写真を撮りました。(普段はこんなところでカメラなんて出せません。)

主役2人は日本公演とは違います。(この辺もお値段に差がついた理由かな)

ロドルフォ役のテノールは、イタリアのGianluca Terranovaという人で、伸びのあるとてもいい声でした。
ただ、ギラつくが私の好みではありませんでした。(^^;
ミスター・ビーン系というか、マフィア化した本郷功次郎というか・・・(知ってる?)。

ミミ役のソプラノは、こちらもイタリアのErica Grimaldiという人で、1980年生まれということでしたが、
見た目は舞台メイクのせいもあってか老けてました。綺麗な声だし歌はとても上手だったのですが、
声量が足りないのか、それとも3階席という場所のせいなのか、盛り上がる時にはオーケストラに
負けそうになる時がありました。

が、最後ミミは死んでいくので、とてもスレンダーで面長の顔という容姿もあり、
最終の第4幕で弱々しく歌うところはものすごく良かったし、とても役にお似合いでした。


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そしてフィナーレ。花束係の3人は左側から出て来ると、出演者の前でビシッと直角に90度左折して
花束を渡しました。思わず、人民解放軍の人?と思ってしまいました。(^^;


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私達は一応、オペラ鑑賞に合わせた服装でキチンとして行きました。(周囲の服装はやる気なさそうでしたが。)

が、この後、夜食を食べに歩いて行った先は、


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上海に今年オープンした「どさん子ラーメン」。この漢字表記で「どさん子」に近い(?)発音になります。

この服装でラーメン屋に入ることに私は反対したのですが、遅い時間にすぐ近くでささっと食べる所というと、
他に知らなくて・・・。(*^^*)


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しかし、どさん子ラーメンは金曜の夜だというのにガラガラでほぼ貸切状態。しかもお店は清潔で
とてもキレイでした。味は、看板の味噌ラーメンの味噌の味が薄い・・・。醤油ラーメンの方がおいしいです。

食べる時は、私は上の光りモノの服を脱げばただの黒ワンピースになるし、夫に至っては、

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白シャツを脱ぎ捨ててTシャツ姿になっていました。とてもオペラ帰りとは思えないこの姿。
この気取らなくて済む、というのは上海の良いところです。(逆に言えばTPOをわきまえないのだが。)

次のオペラ鑑賞は9月の予定。最近オペラ三昧のサラミ家なのでした。
posted by サラミ at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月06日

壁を越えました

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はっはっは〜!!(^<>^) 長い道のりやったわ。壁を越えた瞬間に2段目の記事。おいおい。(^^;
posted by サラミ at 04:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする